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補聴器の種類について

カテゴリ: 補聴器で重要なキーワーズ 公開日:2019年04月08日(月)

補聴器について調べていて「いろいろな形状のものがあってよくわからない」と悩んでいませんか。

補聴器は取り付ける位置や形、大きさによって種類が分かれており、初めて補聴器のことを調べる人にとっては難しいと思います。

ただ、自分に合った補聴器を見つけるには、それぞれの特徴を理解することが大切です。

今回は、補聴器の種類と、それぞれの特徴について解説します。

  • 1.補聴器は大きく3種類に分けられる

    補聴器は大きく分けて3種類あります。

    それぞれについて下記で詳しく解説しますが、2018年のメーカー出荷台数で見てみると、耳あな型が26.7%。通常の耳かけ型が31.9%、外耳道レシーバ型が34%、ポケット型が3.4%になっています。

    2000年前半では耳あな型が一番であったことを考えると隔世の感があります。

  • 2.耳あな型補聴器

    耳あな型補聴器は、耳の外耳道に補聴器が入る補聴器で、全部で4つの形状があります。

    基本的に外耳道を塞ぐので、こもり感が生じます。

    それを少しでも防ごうとして大きいベント「通気孔」が開けられるようになっています。

    • 2.1.特徴

      外耳道内に収める補聴器で、基本的にオーダーメイドの補聴器です。他のタイプに比べ、小さいですが、その出力も大きくありません。

    • 2.2.こんな人におすすめ!

      l  目立たない補聴器を好む方

      l  汗かきの方

      l  メガネを頻繁につけ外しする方

    • 2.3.分類
      • 2.3.1.ITE

        In The Earの略称で、日本語ではフルカスタムと称します。耳穴型の中では一番出力がありますが、外耳道を完全にふさいだ状態になります。(但し通気孔はつけられます)

      • 2.3.2.ITC

        In The Canalの略称で日本語ではカナルと称します。耳穴型の中で最も販売されている形ですが、外耳道の中に位置し、外から見えます。

      • 2.3.3.CIC

        Complete In The Canalの略称で、日本語では極小カナルと称します。外耳道の中に入り、形が小さいので、注意してみないと装用しているのがわかりません。

      • 2.3.4.IIC

        Invisible In The Canalの略称で、日本語でもIICと称しています。外耳道のかなり奥まで入るので、耳鼻科医が挿入することになっています。

        外耳道を見ても装用していることがわかりません。但し、出力が小さいので軽い難聴の方用となっています。

  • 3.耳かけ型補聴器

    耳かけ型補聴器は、日本で最も多く出荷されている補聴器の種類ですが、現在は大きく分けて二つのタイプに分けられます。

    また、高度や重度難聴に対応するパワータイプもあります。

    最近は充電式が開発され、特に外耳道レシーバ型の需要が増えています。

    • 3.1.特徴

      耳の上にかけて装用する補聴器ですが、耳あな型に比べ出力を大きくとれるのが特徴です。

      日本では2004年頃まで、耳あな型が主流でしたが、その後シェアが徐々に増えて、最近は耳かけ型が主流になっています。

      外耳道迄のチューブや耳栓が改良され、汗対策の防水性が増したこと、さらには小型化が進んだことが背景にあります。

    • 3.2.こんな人におすすめ!

      l  お手頃価格に関心のある方

      l  様々な機能が搭載されている補聴器を望む方

      l  難聴が高度から重度の方

    • 3.3.分類
      • 3.3.1.RITA

        Receiver In The Aidの略称で、日本語では通常の耳かけ型になります。従来からの通常チューブタイプと小型で細いチューブタイプがあります。

      • 3.3.2.RIC

        Receiver In The Canalの略称で、日本語では外耳道レシーバ型と称します。2018年の日本における出荷台数では、耳あな型も通常の耳かけ型も抜いて、RICが一番になりました。今後もこの傾向は続くと思われます。

  • 4.ポケット型補聴器

    今では利用者が少なくなったポケット型補聴器で、2018年の出荷はわずか19,931台でした。

    イヤーホーン部分にマイクを搭載して本体のきぬずれ音を防げば、まだまだ需要はある様に思いますが、如何せん、製造するメーカーがほとんど無い状態です。

    • 4.1.特徴

      歴史的にはじめて作られた補聴器はポケット型でした。別名を箱型補聴器と称します。耳あな型と耳かけ型の普及により、このタイプを製造するメーカーがほとんどなくなりました。

    • 4.2.こんな人におすすめ!

      l  外で活動することが少ない方

      l  操作が簡単な補聴器を好む方

      l  重度難聴の方

  • 5.特殊な補聴器

    ここでは、めずらしいタイプの補聴器を解説します。

    いずれも伝音難聴が対象になりますが、音が出るのではなく、頭蓋骨の骨を振動させる方式です。メーカーも限られています。

    • 5.1.骨導メガネ型補聴器

      伝音難聴用として開発された補聴器ですが、2018年の出荷台数が347台ということで、現在ではほとんど需要がありません。

      耳にかけるところに振動子があり頭蓋骨に振動を伝えるのですが、大きい音を伝えようとするとガタガタと震えだすため、軽度の伝音難聴や混合性難聴に適しています。

      最近、ヘアバンド型の骨導式補聴器が発売されています。補聴器メーカースターキーが販売しています。

    • 5.2.植込型骨導補聴器

      Bone Anchored Hearing Aidの略称でBaHaと称し、頭蓋骨にネジを埋め込みそれを振動させる骨導補聴器です。

      BaHa手術の適用条件として①両耳難聴であること、②少なくとも一側の平均骨導聴力が45dB以内であること等、いくつかの条件があるので、耳鼻咽喉科と打ち合わせが必要です。

      医療保険が適用されますが、欧米と異なり、日本ではコクレア社のものだけが認可されています。

  • 6.まとめ

    世界での需要動向に比例して、RIC型補聴器がこれからも伸びると言われています。

    理由は以下の通りです。

    l  小型であること

    l  見えにくいこと

    l  外耳道を塞がないのでこもり感がないこと

    l  レシーバが外耳道にある為、対応できる聴力が広くなること

    l  レシーバが外耳道にあり、マイクロフォンと離れていてハウリングが起きにくいこと

    l  形状や色などの選択範囲がひろがっていること

    一方、米国では、2021年からOTC(店頭販売)での補聴器販売が認可されるかもしれない動きがあります。

    それが実現すると、製品面や価格面で補聴器流通に変化が起きる可能性があるのです。

    米国では禁止されていますが、日本には新聞紙上で広告宣伝する通信販売が存在しています。

    現在は製品の良し悪しやアフターケアの欠如で否定されていますが、米国の流れを受けて、対象製品の劇的な改善やアフターケア体制の確立などによって見直されるかもしれません。

    今後の補聴器業界の動向に注目してください。