メニュー

ブログ - ベストな補聴器購入の為の情報サイト

お問い合わせ

書籍購入はこちら

4133first.com

ブログBLOG

補聴器で重要なキーワーズ!

カテゴリ: 補聴器で重要なキーワーズ 公開日:2019年05月29日(水)

補聴器で重要なキーワーズについて、個別に解説を掲載します。各解説をすぐ見れるようにPDFを用意しましたのでご活用ください。

 

補聴器で補助金を使うためには

カテゴリ: 補聴器で重要なキーワーズ 公開日:2019年04月08日(月)

「日々使用するものなので、良いものを購入したいけど値段を考えると・・・」

この様な想いを抱かれる方もおられるのではありませんか?

日本における補聴器関連の補助制度は極めて遅れていますが、利用できるものはいくつかあります。

ただし、補助金制度の利用には条件があるため、内容をよく理解しておくことが必要です。

そこで今回は、補聴器の補助金制度について解説します。

  • 1.補聴器の補助金制度

    軽度から中等度難聴には適用されないのですが、現在の助成金制度について解説します。

    • 1.1.障害者総合支援法による「補装具費支給制度」

      補聴器は適切に申請を行えば購入費用が給付されることがあります。

      ただし前提として、ある基準よりも重度の難聴があり、身体障害者手帳を有していることが必要です。

      • 1.1.1.聴覚障害等級

        程度等級

        判定基準

        2級

        両耳の聴力レベルがそれぞれ100dB以上のもの(両耳全ろう)

        3級

        両耳の聴力レベルが90dB以上のもの(耳介に接しなければ大声語を理解し得ないもの)

        4級

        1.両耳の聴力レベルが80dB以上のもの(耳介に接しなければ話声語を理解し得ないもの)

        2.両耳による普通話声の最良の語音明瞭度が50%以下のもの

        6級

        1.両耳の聴力レベルが70dB以上のもの(40cm以上の距離で発声された会話語を理解し得ないもの)

        2.一側耳の聴力レベルが90dB以上、他側耳の聴力レベルが50dB以上のもの

      • 1.1.2.支給の流れ

        手続きに多少の時間や手間はかかります。しかし要件に該当するのであれば、公的な助成金を利用して補聴器の購入を検討してみることもひとつです。

        日々のコミュニケーションや生活の快適さに繋がるかもしれません。

        ■障害者手帳の交付手続きの手順

        1. お住まいの市町村の福祉事務所または福祉課で「身体障害者手帳交付申請書」と「身体障害者診断書・意見書」 を受取り、判定医の紹介を受けます。

        2. 指定された判定医で診断してもらい、「身体障害者診断書・意見書」を書いてもらいます。(診察料・診断書作成料がかかります。)
        3. 福祉事務所または福祉課へ「身体障害者手帳交付申請書」と「身体障害者診断書・意見書」を提出します。手帳交付についての判定が行われます。
        4. 判定の結果、許可がおりれば「身体障害者手帳」の交付となります。 障害者手帳を取得した後、補聴器の交付手続きを行います。
        5. 身体障害者手帳を持ってお住まいの市町村の福祉事務所または福祉課へ行き「補聴器購入費用給付申請書」、「補聴器購入費用給付診断書・意見書」をもらい、判定医の紹介を受けます。
        6. 指定された判定医で診断してもらい、「補聴器購入費用給付診断書・意見書」を書いてもらいます。(診察料・診断書作成料がかかります。)
        7. 「補聴器購入費用給付診断書・意見書」をもって補聴器販売店に行き、意見書に基づいて見積書を作成してもらいます。(意見書を福祉課に持っていき、福祉課より販売店へ見積書依頼となる市町村もあります。)
        8. 判定の結果、許可がおりれば「補装具費支給券」がご自宅へ届きます。
        9. 「補装具費給付券」を持って補聴器販売店へ行き補聴器を購入します。
    • 1.2.医療費控除

      現在も、医療費控除という制度はありますが、新たに、補聴器購入がその対象に加わったことは、補聴器に対する国の認識が変わった良い例かもしれません。

      控除に関しては難聴レベルの制限はありませんので、全国に4000人以上存在する耳鼻咽喉科医に相談してみてください。

      • 1.2.1.申請の流れ

        2018年度から、補聴器の購入費用が、医療費控除の対象となりました。

        日本耳鼻咽喉科学会が認定した補聴器相談医に診察を受け、所定の書類を書いてもらってから、補聴器を購入することが必要です。

        申請の流れは次のようになります。

        1. 補聴器相談医の診察を受け、必要性が認められた時に、『補聴器適合に関する診療情報提供書(2018)』(以下、「診療情報提供書」)に記載してもらいます。
        2. 補聴器販売店に「診療情報提供書」を見せて、補聴器を購入し、「診療情報提供書の写し」と「補聴器の領収書」を受け取ります。
        3. 確定申告の際に、購入した年の「医療費控除」として税務署に申告します。 
    • 1.3.自治体の補聴器購入助成制度(2018年8月現在)

      各自治体で適用の条件が異なります、さらに、9月以降増えている可能性がありますので、在住の自治体に問い合わせてください。

      • 1.3.1.年齢を問わない補聴器購入費の助成制度がある自治体一覧

        自治体名      連絡先

        岩手県大船渡市   生活福祉部障害福祉係  0192-26-2299

        東京都千代田区   保険福祉部障害者福祉課 03-3239-8606

        福岡県田川市    恒例渉外課障害者支援係 0947-85-7130

      • 1.3.2.高齢者のための補聴器購入費の助成制度がある自治体一覧

        自治体名    対象となる年齢  連絡先
        北海道北見市  70歳以上    介護福祉課     0157-25-1144

        北海道赤井川市 65歳以上    保険福祉係     0135-35-2050

        岩手県遠野市  60歳以上    福祉課       0198-68-3193

        栃木県宇都宮市 概ね65歳以上  高齢福祉課     028-632-2359

        群馬県前橋市  65歳以上    長寿計画係     027-898-6134

        茨城県古河市  65歳以上    高齢福祉課     0280-92-5838

        千葉県船橋市  65歳以上    高齢者福祉係    047-436-2352

        千葉県浦安市  65歳以上    高齢者福祉係    047-381-9071

        東京都中央区  65歳以上    高齢者活動支援係  03-3546-5716

        東京都江戸川区 65歳以上    福祉推進課孝行係  03-5662-0314

        東京都葛飾区  65歳以上    在宅サービス係   03-5654-8299

        東京都墨田区  65歳以上    高齢者福祉課支援係 03-5608-6168

        東京都江東区  65歳以上    在宅支援係     03-3647-9466

        東京都新宿区  70歳以上    高齢者支援係    03-5272-0352

        東京都豊島区  65歳以上    高齢者福祉課    03-4566-2432

        東京都大田区  70歳以上    高齢者地域支援担当 03-5764-0658

        神奈川県厚木市 65歳以上    高齢者支援係    046-225-2220

        埼玉県朝霞市  65歳以上    長寿はつらつ課   048-463-1921

        長野県木曽市  65歳以上    介護支援係     0264-22-4035

        静岡県長泉町  65歳以上    高齢者支援チーム  055-989-5537

        愛知県北名古屋市 指定なし    高齢福祉課     0568-22-1111

        ㊟ 年齢以外の条件については各自治体に確認してください。

  • 2.まとめ

    欧米は耳鼻科医の診断によって必要とみなれた場合は、難聴レベルに関係なく補聴器が支給されます。

    しかし、日本は基本的に70dB以上という高度難聴者以上でないと補助金が支給されません。この点が日本における補聴器装用率の低さに繋がっています。

    しかしながら、良いことに、最近は高齢者に対する助成金を支給する自治体が増えてきていますので、在住されている自治体に適宜問い合わせてみてください。

補聴器で起こるハウリングとは

カテゴリ: 補聴器で重要なキーワーズ 公開日:2019年04月08日(月)

補聴器は付けているときに、「ピーピー」という音が鳴ったことはありませんか。

これは「ハウリング」という現象です。

多くの原因は補聴器の故障ではなく、補聴器がずれ耳(外耳道)との間に隙間ができることで発生します。

今回は、補聴器がハウリングする原因と対策について解説します。

  • 1.補聴器のピーピー音「ハウリング」とは

    レシーバ(スピーカ)から出た音源が、何らかの理由で約5ミリ秒間「ミリ秒とは 1000 分の 1 秒のこと」でマクロフォンに戻り、20ミリ~30ミリ秒の間に自然増幅して、その後突然又は継続的にピーピーという音が聞こえる現象です。

  • 2.補聴器がハウリングする原因

    補聴器がハウリングする原因は以下のとおりです。

    l  耳かけ型の耳栓が小さすぎる時や合っていない時

    l  耳あな型の補聴器がしっかりと耳に納まっていない時

    l  補聴器内部でピーピー発信していて、補聴器が故障している時

    l  耳かけ型のチューブに亀裂がある時や、チューブが短くて隙間がある時

    l  耳の中に耳垢が詰まっている時

    l  意識してか無意識かは別にして、必要以上に出力が大きい時

  • 3.補聴器をハウリングさせないための対策

    原因の大半は音が漏れることにあるので、それを如何に防ぐかに留意することが肝要です。特に、補聴器や耳栓がしっかり収まっているかを、自ら点検するように心掛けてください。

    • 3.1適切なサイズの耳栓を使用する

      耳かけの場合は、使用するチューブの長さをしっかり測ることと、適切なサイズの耳栓を使用することです。

    • 3.2.イヤーモールドを装用する

      それでもハウリングが発生する可能性がある場合は、耳の形状に合わせたイヤーモールドを作成し装用します。

      耳あな型の場合は外耳道に挿入されるシェルの形状を修正するか交換します。

    • 3.3.補聴器の電源オンは耳の穴にしっかり入れてから

      補聴器を耳に入れるまで、スイッチを切っておき、耳の穴にしっかり入れてから、スイッチを入れます。逆に補聴器を耳から出すときは、先にスイッチを切ってから、補聴器を取り出します。

    • 3.4.ハウリング抑制機能を使う

      ハウリング抑制機能はどのメーカーの製品でも、中級以上であれば搭載されていると思います。

      この機能を作動させるのは、ご自身ではなく、販売店での調整段階でおこなわれるので、どのような時にハウリングが起こったのかを説明することが重要です。

      また、ハウリング抑制機能は、メーカーにより利き方が違うことや、同じメーカーでも製品のクラスによっても違いがあることを考慮して、製品を決めるようにしてください。

  • 4.解決しない場合は補聴器販売店に相談

    様々な対策を取っても解決しない場合は、購入した補聴器が対応できる難聴レベルと実際に出力されている音の大きさが適していない場合が考えられます。

    購入した時の難聴レベルでは問題なかったのに、何らかの原因で聴力がさらに低下した時に起こりがちです。

    その場合は補聴器自体を取り換える必要がありますので、販売店で相談してください。

補聴器の仕組みについて

カテゴリ: 補聴器で重要なキーワーズ 公開日:2019年04月08日(月)

一般的に言えば、補聴器はステレオなどと同じように、音や音声を拾って増幅して外部に音を出す増幅器です。

現在主流の補聴器はデジタル化され、小さなコンピュータといえるほど高性能なものとなっています。

日々進化している補聴器は、どのような仕組みで構成されているのか。

今回は、補聴器の仕組みについて解説します。

  • 1.補聴器の仕組み

    補聴器の基本構成はマイクロフォン、アンプ及びレシーバ(スピーカ)です。

    は各メーカーはこれら部品を外部から調達していますが、製品の設計により特性が異なるので、部品の種類が多岐に渡っているようです。

    • 1.1.マイクロフォン(マイク)

      マイクロフォンには音声や音を拾う役目を持っています。

      また、騒音下の明瞭性向上、音源の方向や距離感を把握することにも役立っています。

      • 1.1.1.指向性マイクロフォン

        音を拾う方向性を変えられる、さらに、不要な音の方向を塞ぐことが出来るマイクロフォンのことです。

        また二つの指向性マイクロフォンを使用することで、360度の音空間にある音源の場所を特定することや、音声と騒音を分けることも出来るようになっています。

      • 1.1.2.無指向性マイクロフォン

        全方向の音を拾うマイクロフォンですが、最近は指向性マイクロフォンを無指向性に切り替えることが出来るようになってきました。

        そのため、どちらかと言えば低価格製品に採用されています。

    • 1.2.アンプ

      音の増幅や搭載されている機能群を機能させる心臓部で、デジタルプラットフォームで構成されています。

      補聴器価格の半分以上はこのプラットフォームにかかるコストと言えます。

      最近の約10年間でプラットフォーム開発競争が激しくなってきており、開発に価格コストも放物線上に拡大しています。

      一般的には、メーカー全体の総経費の中で、研究開発にかけるコストの比率が高いメーカーほど、製品の性能が高いと言われています。

    • 1.3.レシーバー(スピーカー)

      アンプで様々な処理が行われたのちに音を外部に発する部品で、ステレオなどではスピーカーと称しています。

      補聴器の世界では補聴器の中での役割を表している為、アンプからの音を受け取るという意味でレシーバーと称しています。

    • 1.4.電池

      補聴器の電池は補聴器を作動させる電源です。

      補聴器は身に着ける機器ですので、耳あな型や耳かけ型はサイズがおのずと制限され、乾電池の様な大きい電池は使えません。

      • 1.4.1.基本的には「空気亜鉛電池」

        何十年も前から補聴器に使用されている電池です。最大手のメーカーはドイツのVarta マイクロバッテリーです。

        電池サイズは4つあり、補聴器の形状により使い分けられています。一番大きいもので約230時間、一番小さいもので約80時間使用できます。

      • 1.4.2.充電式補聴器は「リチウムイオン電池」「銀亜鉛電池」

        2017年から急激に広まってきています。リチウムイオン電池は充電式だけの補聴器に使用される電池ですが、銀亜鉛電池はハイブリッドと称し、電池ボックスを変えることで、充電式にも、通常の空気電池でも対応できる補聴器に使用されています。

        今後は充電式だけの補聴器のシェアが増える見込みです。

  • 2.まとめ

    補聴器は中味を大きく分ければ、マイクロフォンとアンプとレシーバーで構成されています。

    しかし、アンプに組み込まれるデジタルプラットフォームが、高機能を備えたPC並みの水準且つ小型化が要求されていることから高額化が進んでいます。

今後も更なる機能群尾搭載とか、IoT分野とのつながりが拡大していきますので、更なるプラットフォームの高度化が進むことでしょう。

補聴器を購入するためには

カテゴリ: 補聴器で重要なキーワーズ 公開日:2019年04月08日(月)

補聴器は誰でも知っているようなポピュラーな製品ではないので、いざ購入しようとすると不安に感じられる方もおられると思います。

特に、販売店の方が説明してくれる技術的な説明が聞き慣れない言葉ばかりで理解出来なかったり、価格が想像より高かったりして驚かれることもあると思います。

そこで今回は、補聴器購入までの流れを分かりやすく解説します。

  • 1.補聴器購入の流れ

    • 1.1.ステップ1:カウンセリング

      とても大切なことなので、良い販売店ほど綿密な問診を行います。内容としては次の様なことが含まれます。

      l  聞こえづらくなった時期と原因

      l  現在の聞こえの状態

      l  不便を感じるときや場所

      l  普段の生活や仕事の環境

      l  耳聞こえに関連する病歴

      l  補聴器に関連する疑問や不安

      l  補聴器に期待すること等

    • 1.2.ステップ2:聴力測定

      聴力低下の程度を調べるため、純音による聴力測定や言葉の聞き取りテストをおこないます。具体的には(プー)とか(ピー)という純音がどのレベルの大きさで聞こえるかを調べます。

      デジタル補聴器の初期調整はこのデータが前提となりますので、出来るだけ正確に測ることが大切です。

      その後、言葉の明瞭性を調べるために、単語「(あ)とか(か)」や3音節単語「(さかな)とか(とけい)」を聞いてもらい、同じように発音してもらいます。この正解率が裸耳における明瞭性の数字となります。

    • 1.3.ステップ3:補聴器の選択

      聴力測定の結果をふまえた上で、補聴器の種類や価格についてお客様の御希望を伺います。さらに、聴力測定の結果と耳の形を参考にして、適切と思われる補聴器を選びます。

    • 1.4.ステップ4:初期調整

      この段階になると、販売店の担当者の人柄や経験によって対応が異なってきます。

      最初は、聴力の状態に合わせて、補聴器の音域や音質、そして出力などをきめ細かに調整します。

      初めから聞こえる音が大きすぎると否定的なイメージが出ることもあるので、様々な要素を抑え気味で始めて、お客さまに合った補聴器に仕上げていきます。

      その後、懇切丁寧な販売店では、両耳さらに片耳で補聴器を着けてもらい、いくつか条件設定を変えながら、一番聞こえが良かった設定を選択します。

      また、静かな店内だけでなく、雑踏の中での「聞こえ」の良し悪し、さらには補聴器を着けて言葉の明瞭性を調べるなど、最終チェックをします。

    • 1.5.ステップ5:補聴器の確認(試聴期間)

      聞こえに応じて調整した補聴器を、実際の生活環境である自宅や職場でお試しいただけるように試聴貸し出しをします。

      貸出し期間については、販売店によって異なりますので、事前に販売店の方と確認をする必要があります。一般的には2週間~1ヶ月が多いようです。

      この期間中に不具合を感じたら、期間の途中でも販売店に行って微調整をしてもらうことが大切です。

    • 1.6.ステップ6:購入

      試聴期間を経て納得されても、様々な環境下で補聴器を使用すると、細かいところで様々なことに気が付かれるので、その都度微調整することが必要です。

      逆に言えば、メガネと違い、購入後でも様々な変更ができる点がメリットになります。平均2回~5回程度の微調整が必要になります。

    • 1.7.アフターケア

      微調整以外にも購入後に発生する問題はあります。

      例えば、耳垢による断音とか電池の出し入れの問題などです。何か問題が発生したときは、可及的速やかに販売店を訪問して相談してください。

      また、補聴器を購入後一定期間(2年が基本ですが製品によって異なります。)に生じた自然故障について、無償で無償修理をしてくれます。

      さらに、販売店によっては、耳あな型に限り一定期間無償で再作・調整を行ってくれます。無償修理期間や再作・調整機関については購入段階でしっかり確認をして下さい。

      これをおろそかにすると後でもめる可能性があります。

      また、補聴器は耳垢対策がとても大切です。補聴器のお渡し時点で、補聴器の日々のお手入について、販売店の方が丁寧に説明をしてくれますが、十二分に理解することが大切です。

      実際にデモンストレーションを行うのも一つの方策です。

  • 2.購入時及び購入後のフィッティングが大事

    フィッティングは販売される方によって差が出てくるところです。仮にほとんど同じ聴力をお持ちの方がおられたとしましょう。

    同じ調整をした補聴器を聞いてもらうと、それぞれの方の反応が異なることが良くあります。

    生活環境が異なることで聞き慣れている音の質が異なったり、ダイナミックレンジという不快なく聞こえる音の大きさの幅が異なったりするからです。

    また、補聴器に搭載されている機能群をうまく操作できるかどうか、販売される方の能力も影響してきます。

補聴器で使えるアプリとは

カテゴリ: 補聴器で重要なキーワーズ 公開日:2019年04月08日(月)

補聴器の代わり、または補聴器と連携できるスマホのアプリがあれば便利だと考えたことはありませんか。

スマホが普及している今、補聴器メーカーも補聴器をより快適に利用してもらうための、アプリ開発を進めています。

アプリで補聴器を操作できる時代になったのです。

今回は、補聴器の代わりとして利用できるアプリと、補聴器と連携して利用するタイプのアプリを紹介します。

  • 1.スマホを補聴器の代わりとして使えるアプリ

    • 1.1.Petralex (補聴器?)

      スマホとヘッドを用意するだけでスマホを補聴器代わりに使えるアプリで、ヴァージョン2.6.0が2019年3月5日に発売されました。

      Petralexの最大の特徴は、シーンに合わせて設定を使い分けができるところです。

      家でテレビを見るときの設定、職場で同僚と打ち合わせをするときの設定、レストランやカフェで会話をするときの設定など、あなたの日常生活のあらゆるシーンにおける設定を保存できるので、その場に最適な補聴設定を瞬時に使うことができます。

      会話の最中でも、スマホ上で設定の微調整が行えます。

      • 1.1.1.注意事項

        Petralex® のアプリは医療機器やソフトウェアとして認可されておらず、医師の処方箋と一緒に補聴器として使用することはできませんし、そもそも補聴器という記載も許可をされていません。

        また、アプリケーションで提供される聴力検査は、アプリケーションの調整にのみ使用できます。 検査結果は、専門的な聴覚検査の代替ではなく、診断の基礎とはみなされません。

    • 1.2.Dectone (補聴器?)

      スマホとヘッドを用意するだけでスマホを補聴器代わりに使えるアプリで、2017年に"Microsoft Inspire P2P contest winner"として選ばれました。

      • 1.2.1.特徴

        l  聴力特性に対する自動調整

        l  各耳に合わせた聴力矯正

        l  異なるタイプの環境への適応

        l  有線ヘッドセットで最大30dBの完全アコースティック・アンプ

        l  内蔵聴力検査

        l  全体の音量を失うことなく静かな音を増幅する

        l  4種類のサウンドアンプを使用

        l  規制されたノイズ抑制 - バックグラウンドノイズを排除し、スピーチの明瞭度を向上

        l  最新のデクトン増幅法でさらに増幅効果

        l  プロフィールの編集 - 補聴器の微調整

        l  異なるサウンド状況に合わせ、無制限数のプロフィールを作成可能

      • 1.2.2.注意事項

        Petralex同様、Dectoneのアプリは医療機器やソフトウェアとして認可されていません。補聴器と記載することも本来禁じられています。

  • 2.補聴器と連携できるスマホアプリ

    • 2.1.リオネット補聴器

      日本で最大手の補聴器メーカーであるリオンが製造販売している補聴器の総称をリオネット補聴器と称します。

      また、リオネット補聴器を販売している販売店をリオネット補聴器センターという屋号で展開しています。

      世界で補聴器の技術革新はデンマークとスイスの補聴器メーカーに一日の長があるようですが、リオネット補聴器も、全国の耳鼻咽喉科医院との密接な関係のもと、製品の性能向上に努めています。

      • 2.1.1.主な機能

        l  音量の調整(左右個別調整可能)

        l  プロセスグラム切り替え

        l  消音

        l  着信通知

        l  電池残量表示

        l  GPS機能(補聴器を探す)


        対応機種が限定されていますので、購入擦る販売店で確認をして下さい。

    • 2.2.リサウンド スマート3D
      リサウンドの親会社GN Store Nord A/Sは業務用およびBluetoothヘッドセット分野における世界シェアNO.1のヘッドセットメーカーで世界60カ国以上におよぶ多数のユーザーの皆さまから支持されています。

      このバックグランドを活用して、補聴器においても、これまで積極的に携帯電話の活用に努めてきました。

      特に現在開発しているのは、補聴器を購入した方が、何か調整を必要としたときに、購入した販売店に行かないで、補聴器を調整してもらえる仕組みです。

      これが2019年3月現在最も進んだ補聴器容アプリです。

      • 2.2.1主な機能

        l  音量調節

        l  プログラム変更

        l  ワンタッチで音質を最適化

        l  騒音抑制

        l  聞き取り範囲の選択

        l  GPS機能(補聴器を探す)

        l  在宅補聴器調整(販売店に遠隔サポートを依頼し、調整と新たな設定ができる機能)

        対応機種は中級以上の機種になりますが、詳細は販売店で確認してください、

    • 2.3.オーティコン ON(iPhone対応)

      他の欧米メーカーと異なる内容があります。それはインターネットとつながり生活がもっと便利になるシステムです。

      別途必要なデバイスはありますが、補聴器を経由して、外出時に、家のエアコンを付けたり、湯船にお湯を張るなどのことが出来るようになります。

      • 2.3.1主な機能

        l  音量調節

        l  プログラム変更

        l  GPS機能(補聴器を探す)

        l  電池残量通知

        l  補聴器装用データ表示

        l  装用の目標設定と達成度表示

        l  取扱い説明書へのリンク

        l  インターネット接続(IFTTTネットワークを通じて様々なサービスが活用できるサービス)

        このアプリはベロックスプラットフォーム搭載の機種に限定されますが、詳細は販売店で核にして下さい。

    • 2.4.フォナック ロジャー

      フォナックだけが保有する補聴援助システムです。手元又は卓上に置くマイク兼送信機と受信機となる補聴器の組み合わせです。

      元々はFMシステムとして開発されましたが、現在はFMシステムだけに限りません。

      • 2.4.1主な機能

        l  大人数の会議での聞き取り

        l  打ち合わせでの意見交換

        l  セミナー研修参加

        l  外出時の会話

        l  会食時の会話

        l  TV観賞

        l  カウンタ越しの会話

        l  携帯電話での会話

        l  自宅での会話 

  • 3.まとめ

    補聴器の世界では、最近、このアプリ開発が急速に進化しています。

    特にリサウンドが搭載した在宅補聴器調整とオーティコンが取り入れているインターネット接続は今後各メーカーが追従してくるアプリだと思います。

補聴器で大切な選び方とは

カテゴリ: 補聴器で重要なキーワーズ 公開日:2019年04月08日(月)

「補聴器や販売店を選ぶとき、何を決め手にしたら良いか分からない!」

このような悩みを持っている方は多いと思います。

補聴器の選び方は様々な要素が入り混じっているので、それほど簡単なことではありません。

そこで今回は、補聴器選びに失敗しないために、知っておくべき補聴器と販売店の選び方を解説します。

  • 1.補聴器の選び方!選ぶために知っておくべきこと

    補聴器を選ぶために知っておかなければならない要素について解説します。重複しますが、ご自身が補聴器に求めていること「主訴」を明確にして、販売店の方と話をしてください。

    • 1.1.補聴器の種類と特徴を知る!

      代表的な4つのタイプを比較します。

      特徴

      耳あな型

      通常耳かけ型

      RIC型

      ポケット型

      本体の位置

      耳の中

      耳の上

      耳の上

      ポケット等

      大きさ比較

      小さい

      やや大きい

      やや小さい

      大きい

      マイクの位置

      外耳道面

      耳の上

      耳の上

      ポケット等

      レシーバの位置

      耳の中

      耳の上

      耳の中

      耳の中

      価格

      様々

      やや安い

      様々

      安い

      長所

      目立たない

      幅広い対応

      目立たない

      簡単操作

      短所

      小出力

      目立つ

      多少目立つ

      少ない製品

    • 1.2.難聴のレベルで選ぶ

      難聴のレベルは4段階あります。それぞれのレベルで対応できる製品が異なります。

      難聴レベルは変化していく可能性があり、補聴器はある程度その変化に適応できますから、現在と将来も考慮して選択することが必要です。

      軽度難聴 :小型耳あな型。RIC、小型RITA

      中等度難聴:カナルまでの耳あな型、RIC、小型RITA

      高度難聴 :フルカスタム耳あな型、パワータイプRIC、高パワーRITA 

      重度難聴 :重度難聴用RITA

    • 1.3.機能で選ぶ

      次の機能群がどれだけ搭載されているかを調べて決めましょう。基本的に、搭載されている機能が多いと価格は高くなります。

      • 様々な聴力データに対応するノンリニア増幅
      • ハウリング抑制
      • 騒音抑制
      • 指向性
      • 突発騒音抑制
      • 反響音抑制
      • 風切り音抑制
      • 周波数変換
      • データログ
      • マルチプログラム
      • 通信機能
      • 両耳間通信
      • 360度音空間認識
      • 充電式補聴器

      各機能の詳細説明については、下記URLを開き『調整に重要な機能群』のPDFを参照してください・

      https://www.4133first.com/firstguide/hearing-aid.html

    • 1.4.「目的」と「価格」で選ぶ

      補聴器を選ぶときの重要な選択項目です。

      特に目的がはっきりしていないと、せっかく補聴器を買ってもあとで後悔する可能性があります。

      • 1.4.1.目的

        何のために補聴器を使用するのかを「主訴」と言います。聞こえの状態やご本人の生活習慣によって主訴の内容は違ってきますが、一般的には次のような事柄があります。

        l  電話での会話

        l  家族との団欒

        l  1対1での会話

        l  少人数での会話

        l  テレビ観賞

        l  多人数での会話

        l  騒音下での聞こえ具合

        l  店内での買い物の時

        l  子供と話すとき

        l  仕事場

        ご自身の主訴を明確にして販売店に伝え、販売店で扱っている補聴器の中で、選択をするようにしてください。

        主訴は必ずしも1つではなく、ご自身の希望のものがあれば、複数でも販売される方に伝えることが大切です。

      • 1.4.2価格

        出来れば、販売店に行く前に予算を設定してくと良いでしょう。

        話を聞いていくうちに、予算額を変更しなければならないこともありますが、設定していた方が、話がスムーズに進むと思われます。

        耳あな型とRITA及びRIC型に限って、メーカーの価格体系を見渡すと、多少の差はありますが、1台当たり5万円から55万円の間に沢山の製品が分布しています。

        いずれのメーカーも価格政策はシリーズごとに4~5段階に分けていて、中級レベルは20~30万円の水準にあります。

        例えば、軽度難聴の方で静かな自宅で家族との会話だけが主訴であれば、たくさんの機能は必要ないと思いますので、5万から20万円までの価格帯で選択することが可能です。

        しかし、騒がしいところで友人との会話などが主訴に加わると、やはり複数の機能が必要になりますので、中級以上の製品選択が良いのではないでしょうか?

        中級以上を選ぶもう一つの理由は、補聴器は調整することで難聴レベル変化に対応できる能力があることです。

        一人で決めることは出来ないと思いますので、販売店の方によく相談して納得の行く補聴器を手に入れてください。

  • 2.補聴器選びの目安

    目的「主訴」とは別に、希望する一言による補聴器のタイプ候補をあげてみました。

    これも補聴器選びの目安になると思います。

    • 目立たない・・・耳あな型(CIC、IIC)、小型RIC
    • すぐに使いたい・・・耳かけ型、ポケット型
    • 水や汗に強い・・・防水機能付き耳あな型及び耳かけ型
    • 簡単に耳に装用できる・・・耳あな型(CIC、ITC)
    • 高出力:ポケット型、ハイパワー耳かけ型
    • 簡単操作:ポケット型、リモコン対応補聴器
    • 価格重視:ポケット型、低価格耳かけ型
    • 電池が長持ち:大きいサイズの耳かけ型、耳あな型(ITE)
  • 3.補聴器店の選び方

    補聴器を選ぶ時の最大の要素は補聴器店選びかもしれません。

    製品の選定から、様々な機能を駆使した調整力、懇切丁寧なアフターケア力など、装用される方の満足感を高めるのは補聴器店の方たちです。

    • 3.1.耳鼻咽喉科から紹介してもらう

      難聴と感じたら、まず耳鼻咽喉科に行き耳の状態を調べてもらうことが大切なので、必ず実施するようにしてください。

      出来れば、補聴器相談医と認定されている耳鼻咽喉科をお勧めします。今日現在、ほとんどの耳鼻咽喉科は最寄りの販売店やリオネットセンター店等との連携をしています。

      従い、耳鼻咽喉科はまず連携している販売店を勧めると思いますが、自宅から遠い販売店を勧めることもありますので、紹介された販売店にすぐ決める必要はありません。

      自宅に近い販売店や以前から知っている販売店にも話を聞いてみるのも一案です。

    • 3.2.補聴器を使っている人から情報を得る

      実際に使っている方がいて、しかも、旨く使用している友人などがおられれば、ぜひ話を聞いてみるべきです。

    • 3.3.認定補聴器専門店から選ぶ

      厚生労働省の外郭団体である、公益財団テクノエイド協会が主宰している資格制度に認定補聴器技能者と認定補聴器専門店があります。

      認定補聴器専門店は全国に僅か770店ほどしかありませんから、資格が大切と思われるのであれば、まず認定補聴器技能者が販売店にいるかどうかをチェックする方が良いでしょう。

      認定補聴器技能者は、4年がかりの講習を受けて、試験に合格した人たちですから、何もないよりは信頼できる可能性があります。

      一方、認定補聴器技能者ではなくても、デジタル補聴器に精通し、豊富な販売経験を持っている販売店もあります。

  • 4.まとめ

    補聴器を購入するのは、補聴器という製品をよく知らない方には結構難しいことではないでしょうか?

    仮に販売店の方が懇切丁寧に説明をしてくれても、お互いの知識レベルが違いますから、その時はわかったつもりでも、あとで思い出したら何を説明されたのかわからないといった事態が良く生じます。

    また、補聴器は一回調節してくれたら、その後は手間がかからないという製品ではなく、アフターケアが大切な製品です。逆に考えると、長く使用できる便利な製品でもあるのです。

    ご本人の積極的な意欲と販売店側の親身の対応によって満足度が飛躍的に上がります。つまり、販売店選びが一番大切であることを覚えておいてください。

補聴器を製造するメーカーについて

カテゴリ: 補聴器で重要なキーワーズ 公開日:2019年04月08日(月)

世界の補聴器製造は欧州で始まり、現在もデンマークやスイスのメーカーが業界のリーダーとして活動しています。

日本にも補聴器メーカーがあり、補聴器選びに困惑している方もいるでしょう。

一般的に、メーカーにより音質の違いがあるので、補聴器を購入するときは、複数メーカーの音質を聞いてみることが推奨されています。

そのため、自分にあった補聴器を見つけ出すには、いろいろなメーカーの特徴を知っておくべきです。

今回は、国内と海外の補聴器メーカーを紹介します。

  • 1.日本の補聴器主要メーカー

    • 1.1.リオン

      日本メーカーとしては最大手です。リオネットセンターという屋号の元、全国に直営店や代理店展開を幅広く保有しています。

      同社が製造販売している測定機器を通じて耳鼻咽喉科との結びつきが強いのが特徴です。

      補聴器に搭載している様々な機能群の内容では、欧米メーカーに後塵を拝している部分はあります。

      しかし、使い勝手の面で日本メーカーらしい配慮が施されている小売店展開が評価されています。

    • 1.2.コルチトーン

      リオンと同様、歴史のある日本メーカーです。アナログ補聴器時代は自社開発の補聴器を販売していましたが、デジタル化に伴い、シバントス社のレクストーン製品をOEMで製造販売しています。

    • 1.3.パナソニック

      パナソニックグループの子会社であるパナソニック補聴器株式会社として、パナソニック補聴器の製造販売を展開しています。

      「パナソニック補聴器プラザ」という直営店舗及び、全国に展開しているパナソニック系の家電製品販売店での販売が多く、一般の補聴器販売店での販売は余り多くありません。

  • 2.海外の補聴器主要メーカー

    • 2.1.リサウンド

      ワイヤレス、および小型化の分野で世界をリードするGNグループに属するデンマークの補聴器メーカーです。

      以前買収した米国メーカーのリサウンドが補聴器製品のブランド名になっています。携帯電話とのワイヤレス接続では補聴器業界で最先端にあります。

    • 2.2.ワイデックス

      2019年3月にシバントスと合併し世界第3位の補聴器メーカー「新社名はWS オージオロジー」になりました。

      合併はしましたが、各市場での販売は、当面従来通り別々の販売ルートを維持していくようです。同社はブルームという屋号の販売店展開を積極的に展開しています。

    • 2.3.オーティコン

      世界最大手の補聴器メーカーの1社で、本社はデンマークにあります。

      物理学、音響学、生理学、聴能学や工学に至るまで、オージオロジーの研究をするエリクスホルス研究所を保有しています。

      その研究内容を補聴器に反映させることで、技術的に最も進歩しているメーカーでもあります。

      2017年後半から販売されたオーティコン・オープンシリーズが音空間認知池機能を搭載して、販売を飛躍的に拡大しています。

    • 2.4.ベルトーン

      ベルトーンがメーカー名ではなくブランド名です。日本ではNJH(ニュージャパン ヒアリング エイド)社が日本における総代理店として製造販売を行っていますが、製品はリサウンドのOEMです。

    • 2.5.ユニトロン

      ベルトーン同様NJH社が日本における総代理店で製造販売を行っていますが、ユニトロンはカナダのメーカーブランドで、ソノヴァグループに属しています。

      補聴器の形状は若干異なりますが、プラットフォームや使用されている部品はフォナックのOEMです。

    • 2.6.シバントス

      以前シーメンスとして世界で販売されていましたが、数年前にスウェーデンの投資会社(EQT)が買収して、シバントスに社名を変更し、補聴器もシグニア補聴器になりました。

      そして、製造場所も現在はシンガポールに変わっています。2019年3月にワイデックスとの合併が発表されましたが、当面は別々の製造販売活動を進めています。

      日本ではメガネの量販店での取り扱いが多く、また、ベストサウンドという屋号で販売店網を構築しています。

    • 2.7.スターキー

      元々は補聴器の修理業からスタートした米国のメーカーです。米国に1000店舗以上の販売店網を持ち、米国中心に活動をしています。

      最近はIICという超小型の耳あな型補聴器が注目されています。また、音楽を聴くときに有効な補聴器のプログラムが注目されています。

      日本では池田補聴器という屋号で小売店展開を進めています。

    • 2.8.フォナック

      スイスのソノヴァグループの中核的ブランドです。ソノヴァグループはオーティコングループと並ぶ、世界最大級の補聴器メーカーです。

      フォナックブランドは技術的にも世界をリードしていて、特に指向性機能については定評があります。

      また、重度難聴に使用されているFM補聴器についても、世界市場の大半を占めています。

      日本における小売店展開にも積極的でリケンという屋号や理研産業補聴器センター名で店舗数を拡大しています。

    • 2.9バーナフォン

      スイス発祥のメーカーで現在はオーティコングループに属しています。

      同社の特徴は、他のメーカーがマルチチャネルというデジタル信楽処理を使用しているのに対し、同社はチャネルフリーという独自の信号処理システムを開発して使用しているところにあります。

      このシステムの場合、より自然な音質が得られると言われています。また、ハウリング抑制については、世界でも最高水準の技術を保有しています。

  • 3.まとめ

    世界の補聴器製造は5大グループ(オーティコングループ、ソノヴァグループ、リサウンドグループ、WS オージオロジー、スターキー)が全体の80%以上を占めています。

    日本における各メーカーの活動は、自社の販売店網を拡充する方向で進んでいます。

    製品についてはデジタルチップの高性能化のおかげで、メーカー間の格差が無くなってきています。

補聴器の種類について

カテゴリ: 補聴器で重要なキーワーズ 公開日:2019年04月08日(月)

補聴器について調べていて「いろいろな形状のものがあってよくわからない」と悩んでいませんか。

補聴器は取り付ける位置や形、大きさによって種類が分かれており、初めて補聴器のことを調べる人にとっては難しいと思います。

ただ、自分に合った補聴器を見つけるには、それぞれの特徴を理解することが大切です。

今回は、補聴器の種類と、それぞれの特徴について解説します。

  • 1.補聴器は大きく3種類に分けられる

    補聴器は大きく分けて3種類あります。

    それぞれについて下記で詳しく解説しますが、2018年のメーカー出荷台数で見てみると、耳あな型が26.7%。通常の耳かけ型が31.9%、外耳道レシーバ型が34%、ポケット型が3.4%になっています。

    2000年前半では耳あな型が一番であったことを考えると隔世の感があります。

  • 2.耳あな型補聴器

    耳あな型補聴器は、耳の外耳道に補聴器が入る補聴器で、全部で4つの形状があります。

    基本的に外耳道を塞ぐので、こもり感が生じます。

    それを少しでも防ごうとして大きいベント「通気孔」が開けられるようになっています。

    • 2.1.特徴

      外耳道内に収める補聴器で、基本的にオーダーメイドの補聴器です。他のタイプに比べ、小さいですが、その出力も大きくありません。

    • 2.2.こんな人におすすめ!

      l  目立たない補聴器を好む方

      l  汗かきの方

      l  メガネを頻繁につけ外しする方

    • 2.3.分類
      • 2.3.1.ITE

        In The Earの略称で、日本語ではフルカスタムと称します。耳穴型の中では一番出力がありますが、外耳道を完全にふさいだ状態になります。(但し通気孔はつけられます)

      • 2.3.2.ITC

        In The Canalの略称で日本語ではカナルと称します。耳穴型の中で最も販売されている形ですが、外耳道の中に位置し、外から見えます。

      • 2.3.3.CIC

        Complete In The Canalの略称で、日本語では極小カナルと称します。外耳道の中に入り、形が小さいので、注意してみないと装用しているのがわかりません。

      • 2.3.4.IIC

        Invisible In The Canalの略称で、日本語でもIICと称しています。外耳道のかなり奥まで入るので、耳鼻科医が挿入することになっています。

        外耳道を見ても装用していることがわかりません。但し、出力が小さいので軽い難聴の方用となっています。

  • 3.耳かけ型補聴器

    耳かけ型補聴器は、日本で最も多く出荷されている補聴器の種類ですが、現在は大きく分けて二つのタイプに分けられます。

    また、高度や重度難聴に対応するパワータイプもあります。

    最近は充電式が開発され、特に外耳道レシーバ型の需要が増えています。

    • 3.1.特徴

      耳の上にかけて装用する補聴器ですが、耳あな型に比べ出力を大きくとれるのが特徴です。

      日本では2004年頃まで、耳あな型が主流でしたが、その後シェアが徐々に増えて、最近は耳かけ型が主流になっています。

      外耳道迄のチューブや耳栓が改良され、汗対策の防水性が増したこと、さらには小型化が進んだことが背景にあります。

    • 3.2.こんな人におすすめ!

      l  お手頃価格に関心のある方

      l  様々な機能が搭載されている補聴器を望む方

      l  難聴が高度から重度の方

    • 3.3.分類
      • 3.3.1.RITA

        Receiver In The Aidの略称で、日本語では通常の耳かけ型になります。従来からの通常チューブタイプと小型で細いチューブタイプがあります。

      • 3.3.2.RIC

        Receiver In The Canalの略称で、日本語では外耳道レシーバ型と称します。2018年の日本における出荷台数では、耳あな型も通常の耳かけ型も抜いて、RICが一番になりました。今後もこの傾向は続くと思われます。

  • 4.ポケット型補聴器

    今では利用者が少なくなったポケット型補聴器で、2018年の出荷はわずか19,931台でした。

    イヤーホーン部分にマイクを搭載して本体のきぬずれ音を防げば、まだまだ需要はある様に思いますが、如何せん、製造するメーカーがほとんど無い状態です。

    • 4.1.特徴

      歴史的にはじめて作られた補聴器はポケット型でした。別名を箱型補聴器と称します。耳あな型と耳かけ型の普及により、このタイプを製造するメーカーがほとんどなくなりました。

    • 4.2.こんな人におすすめ!

      l  外で活動することが少ない方

      l  操作が簡単な補聴器を好む方

      l  重度難聴の方

  • 5.特殊な補聴器

    ここでは、めずらしいタイプの補聴器を解説します。

    いずれも伝音難聴が対象になりますが、音が出るのではなく、頭蓋骨の骨を振動させる方式です。メーカーも限られています。

    • 5.1.骨導メガネ型補聴器

      伝音難聴用として開発された補聴器ですが、2018年の出荷台数が347台ということで、現在ではほとんど需要がありません。

      耳にかけるところに振動子があり頭蓋骨に振動を伝えるのですが、大きい音を伝えようとするとガタガタと震えだすため、軽度の伝音難聴や混合性難聴に適しています。

      最近、ヘアバンド型の骨導式補聴器が発売されています。補聴器メーカースターキーが販売しています。

    • 5.2.植込型骨導補聴器

      Bone Anchored Hearing Aidの略称でBaHaと称し、頭蓋骨にネジを埋め込みそれを振動させる骨導補聴器です。

      BaHa手術の適用条件として①両耳難聴であること、②少なくとも一側の平均骨導聴力が45dB以内であること等、いくつかの条件があるので、耳鼻咽喉科と打ち合わせが必要です。

      医療保険が適用されますが、欧米と異なり、日本ではコクレア社のものだけが認可されています。

  • 6.まとめ

    世界での需要動向に比例して、RIC型補聴器がこれからも伸びると言われています。

    理由は以下の通りです。

    l  小型であること

    l  見えにくいこと

    l  外耳道を塞がないのでこもり感がないこと

    l  レシーバが外耳道にある為、対応できる聴力が広くなること

    l  レシーバが外耳道にあり、マイクロフォンと離れていてハウリングが起きにくいこと

    l  形状や色などの選択範囲がひろがっていること

    一方、米国では、2021年からOTC(店頭販売)での補聴器販売が認可されるかもしれない動きがあります。

    それが実現すると、製品面や価格面で補聴器流通に変化が起きる可能性があるのです。

    米国では禁止されていますが、日本には新聞紙上で広告宣伝する通信販売が存在しています。

    現在は製品の良し悪しやアフターケアの欠如で否定されていますが、米国の流れを受けて、対象製品の劇的な改善やアフターケア体制の確立などによって見直されるかもしれません。

    今後の補聴器業界の動向に注目してください。

難聴の種類について

カテゴリ: 補聴器で重要なキーワーズ 公開日:2019年04月08日(月)

難聴とは、聴力が低下し音が聞こえにくい状態のこといいますが、耳のどの部位に原因があるかで種類が分かれます。

種類により、症状や対策が異なるので、現状の把握や今後の対応のためにも知っておいたほうが良いでしょう。

今回は、難聴の種類について紹介します。

  • 1.難聴の種類

    難聴は大きく分けると伝音難聴と感音難聴があります。それぞれの種類によって聞こえ方が違ってきます。

    • 1.1.伝音難聴

      伝音難聴は基本的に外耳と中耳に関係する難聴です。全体の20~30%を占めますが、この場を脳に伝える内耳が健在なので、対処法が比較的に見つかりやすいです。

      病気が原因でない典型的な例は耳垢のつまりです。耳鼻咽喉科でとってもらったら、良く聞こえるようになることもあります。

      • 1.1.1.症状

        中耳の感染症(中耳炎)、良性腫瘍(真珠腫)、鼓膜の損傷(鼓膜穿孔)、外傷、中耳・外耳奇形などの原因で、音が外耳・中耳を通って内耳に到達することが妨害されるために起こります。

        ちょうど耳をふさいだ時のように、音が聞こえます。また、あまり騒がしくない場所で大きな声で話しかけられれば、内容を聴き取れることが多いという傾向があります。

      • 1.1.2.対処法

        まず、耳鼻咽喉科に行って、外耳や中耳の状況を診察してもらいましょう。病気に関連することが原因の場合は治療が必要になります。

        耳垢のつまりが原因の場合は耳垢を取ってもらいます。病気治療および耳垢除去以外では、補聴器が役に立ちます。

        正常に機能していない外耳や中耳を介さず、頭がい骨を通じて、音の振動を内耳に伝えるBaha骨導聴力活用型インプラント システム(骨固定型補聴器)もあります。

    • 1.2.感音難聴

      感音難聴は内耳に原因のある難聴で、全体の60~70%を占めています。さらに、加齢性の難聴は過半数が感音難聴になります。

      聞こえで一番大切な言葉の明瞭度が下がったり、聞こえの舩場が狭くなったりします。補聴器を一番必要とする難聴でもあります。

      • 1.2.1.症状

        難聴の過半数は感音難聴ですから様々な症状が発生します。例を挙げると次のようになります。いくつかが該当すると感音難聴と言えます。

        l  家族や友人と話をしていると、時に聞き返すことがある

        l  TVやラジオの音が大きいと言われたことがある

        l  騒がしいところで会話が聞き取りにくいことがある

        l  後ろから呼びかけられても気が付かないことがある

        l  大勢で会話をするのが難しいと感じることがある

        l  病院や銀行で名前を呼ばれても気付かないことがある

        l  聞き間違いが多い

        l  正面で話していてもうまく聞き取れないことがある

        l  自動車の走る音に気が付かないことがある

        l  電話で話すことがかなり難しい

        l  話し声が大きいと言われる

        l  集会や会議でうまく聞き取れない

        l  ドアのチャイムが聞こえにくい

        l  話し相手の言ったことを推測で判断しがちである

        l  耳元で話されても聞こえない

        l  電話の呼び出し音が聞こえない

      • 1.2.2.対処法

        耳鼻咽喉科医にも相談したうえで、補聴器の装用を検討してください。

        自宅から余り遠くなく、懇切丁寧な対応をしてくれる販売店で補聴器を購入し、納得の行く調整をしてもらうことが重要です。

        また、重度の聞こえの場合は、補聴器で対処できない場合も出てきますので、その時は人工内耳をお勧めすることもあります。

    • 1.3混合性難聴

      混合性難聴の方々はそれほど多くはありません。まず、伝音難聴の対策を取ったうえで、感音難聴に対する対策を取っていく方法が通常です。

      • 1.3.1.症状

        伝音難聴と感音難聴が共存している難聴なので両方の特徴が症状として現れます。

      • 1.3.2対処法

        まず耳鼻咽喉科で伝音難聴の原因を調べ、病気に起因するのであれば、治療を施したうえで、感音難聴に対処するため補聴器を装用することになります。

  • 2.難聴3タイプの比較表

    3つ難聴は聴力を測るときに気導値と骨導値で調べます。

    以下はそれぞれの特徴を表しています。

     

    感音難聴

    伝音難聴

    混合性難聴

    気導値

    悪い

    悪い

    悪い

    骨導値

    悪い

    正常

    部分的に悪い

  • 3.難聴の程度

    一般的には以下のように分類されています。

    ■平均聴力レベル

    正常

    25dB未満

    軽度難聴

    25dB以上~40dB未満

    中等度難聴

    40dB以上~70dB未満

    高度難聴

    70dB以上~90dB未満

    重度難聴

    90db以上

    (平均難聴レベルは500,1000、2000、4000Hzにおける聴力値を足して4で割った数字です。)

  • 4.まとめ

    難聴には3つのタイプがありますが、伝音難聴は外耳と中耳の障害、感音難聴は内耳の障害、混合性難聴は伝音難聴と感音難聴が混ざっている状態です。

    いずれも、聞こえが悪くなったら、ます耳鼻咽喉科に行き、どのタイプなのか調べてもらいましょう。