オーティコン補聴器様が「オーティコン・アカデミー」を設立!
オーティコン補聴器様が「オーティコン・アカデミー」を設立!
11月10日開講した「オーティコン・アカデミー」を紹介します。
特徴と概要は次の通りです。
特徴:
特長1: オーディオロジー(聴覚学)を体系的に学べ、実務に活かせる実践的な内容
特長2: 日本初、聴覚リハビリテーションのカウンセリング専門研究機関のイーダ研究所
のコースを導入(イーダ研究所は独立した非営利組織の研究機関として、国内外の
大学や専門機関、各分野における有識者と共にカウンセリングツールの開発や
研究を行っています。補聴器の満足度向上のためには難聴者へのカウンセリング
が不可欠との認識から、2007年、オーティコン補聴器はイーダ研究所の設立
に出資しています。)
特長3: 聴覚の総合プロバイダー、デマントグループの知見を活用した専門的な内容
特長4: 全国どこからでも24時間、受講者の都合にあわせて学べるオンライン講座
概要:
開設日:
2020年11月10日(火)
内容:
① 基礎編、②イーダ研究所編、③別料金となるイーダ研究所応用編は2021年開始予定)
受講期間:
6ヵ月間(イーダ研究所編は2ヵ月間)
形式:
オンライン講座
(インターネット、PC、タブレット、スマートフォンで受講可能)
受講料:
基礎編+イーダ研究所編 税別30,000円
(2020年内のお申込みは、税別特別価格25,000円)
イーダ研究所編のみ 税別5,000円
(応用編は別料金となります。)
申込み方法:
オーティコン・アカデミーからのお申込み
主催:
デマント・ジャパン株式会社 オーティコン補聴器
お問い合わせ:
オーティコン・アカデミー事務局
Eメール:このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。 電話:044-543-0615
尚、木下プレジデントは「オーティコン・アカデミー」開講に際し次のように述べています。
【このたび、世界的な聴覚ケア総合プロバイダーであるデマントグループの、高度で専門的な知見を活かし、オーティコン・アカデミーを日本で設立できることを大変嬉しく思います。本アカデミーはオーディオロジーや補聴器の基礎知識、補聴器フィッティングの流れなど、幅広いトピックをカバーし実践的かつ体系的に網羅しています。全く初めて学ぶ方、学び直しをしたい方にも最適なコースです。 補聴器を初めてお使いになるユーザー様への対応や、長く使い続けていただくためには、補聴器販売店やクリニックで行われる専門家のカウンセリングが非常に大切です。本アカデミー内の、イーダ研究所2コースも非常に興味深い内容だと思います。 イーダ研究所はデマントの資金提供を受けた、独立した非営利組織の研究機関として、「パーソン・センタード・ケア (ひとを中心に据えたケア)」に基づく、聞こえのリハビリテーションに関する研究を行っており、日本においては初めてのオンライン講座導入です。聴覚ケアの専門家の皆様や学生の方々など多くの皆様に、本アカデミーをご活用いただき、共に日本の聴覚ケアの課題解決に取り組めることができれば幸いです。】
スターキージャパン株式会社様が「Livio AI」発売開始!
スターキージャパン株式会社様が「Livio AI」発売開始!
同社の製品群の中で、最高水準の補聴器が誕生しました。その名を「Livio AI」と称し、明瞭な聞こえを届けるだけの補聴器という概念を超えて、進化し続ける革新的な多目的デバイスという新たな概念を導入した製品です。どんな補聴器なのかわかる範囲で解説します。
① まず言葉の明瞭性ですが、モニター調査によると、従来の製品に比べ、さらに明瞭性が向上しています。本社の社長様によれば、この製品の語音明瞭性は世界トトップクラスだそうです。
② 今回発売されたのは耳かけ型とRIC耳かけ型です。
③ RIC耳かけ型にハイブリッド式ではない充電式が加わりました。先日紹介したオーティコン補聴器様の「オーティコン オープンS」同様、ハイブリッド(充電池と通常の空気電池が使えるタイプ)は補聴器の世界から消滅しそうな状況です。
④ 補聴器に内蔵された3Dセンサーと人工知能を使いやすいThriveアプリを組み合わせることで、様々な情報の世界が広がります。例えば、㋐「補聴器の設定をカスタマイズするにはどうしたらいい?」と音声質問をすると、音声で応答してくれます。㋑27種類の言語に翻訳をしてくれます。㋒手持ちのスマートフォンに会話を書き起こしてくれます。㋓診断機能でマイク、レシーバ、内部機器、内臓センサーなど主要部品の状態を確認できます。㋔これは世界初ですが、使用している人が点灯したことを検知して、連絡したい相手にメッセージを自動的に送信することができます。転倒は世界中で大きな社会問題になっていますから、この機能は今後他のメーカー様でも取り上げていくのではないでしょうか?
⑤ 多目的デバイスの真骨頂はThriveアプリを使用した健康管理サポートです。ボディスコア100ポイントとブレインスコア100ポイントの合計200ポイントで心と身体の健康状態を指標で表します。ボディスコアは、毎日の歩数(40ポイント)、運動した時間と消費カロリー(40ポイント)、座りすぎを避けるため一時間ごとに1分以上動くこと(20ポイント)で構成され、ブレインスコアは、補聴器の使用時間(40ポイント)、他者との会話や補聴器からの音声送信・再生に費やした時間(40ポイント)、脳が刺激されるために、様々な環境での補聴器使用時間(20ポイント)で構成されています。
⑥ 価格はRIC耳かけ型が片耳で67万円、耳かけ型が65万円になります.2019年になり、各社の新製品最高機種は片耳60万円を超える傾向になってきています。
今回のセミナーにはスターキー本社社長以下の幹部が来られていました。この3年間の間に本社も日本も経営陣が変わり、補聴器業界でも珍しいほどの積極的なセミナー内容でした。また、日本市場に対する期待感も強く感じられました。同社最高の製品「Livio AI」が市場に浸透することを期待したいと思います。
補聴器「オーティコン オープンS」・6月18日より販売開始!
補聴器「オーティコン オープンS」・6月18日より販売開始!
オーティコン補聴器様が、空前のヒット製品である「オーティコン オープン」の進化版として「オーティコン オープンS」をいよいよ日本市場に投入します。6月18日より全国のオーティコン補聴器取扱店、眼鏡店、百貨店にて販売開始することになりました。既に2百万台以上が世界で販売されている「オーティコン オープン」の進化版である「オーティコン オープンS」の特長は次のようになります。
① ハウリングリスクを解消しました。ハウリングは一度外部に出た音が再度マイクに戻ってきた時に発生しますが、ハウリングが発生するまでに0.02~0.03秒は聞こえないレベルで増幅していると言われています。「オーティコン オープンS」はその限られた時間の中で、ハウリングを起こす音源を捕え消去してしまいます。快適な装用感をもたらしてくれると同時にハウリングを心配する必要がないので、増幅を最大6dB上げることが出来るようになりました。実はこれがすごく大きい効果をもたらします。
② ハウリングリスクがないことと最大6dBの更なる増幅で、どのような環境でも最大30%多く言葉の手がかりを脳に届けることが出来るようになりました。
③ 上記2つを実現させた新機能「オープンサウンドオプティマイザー」と(オーティコン オープン」から継承された「オープンサウンドナビゲーター」の相乗効果で、)騒がしい環境でもより積極的に会話に参加できるようになりました。「オープン1」と比較して、「オープンS1」は疲れやすさを10%軽減、会話の覚えやすさを10%向上、会話の理解を15%向上させることが実証されています。
④ 新たなリチウムイオン充電式、ミニRITE(RICと同じ)が新登場です。3時間でフル充電が可能です。
まとめ:
補聴器史上最も販売された「オーティコン オープン」の進化版「オーティコン オープンS」のユーザーにもたらすメリットットは次の通りです。
① 聞く努力を軽減すること
② 言葉を覚える働きをサポートすること
③ 言葉の理解をより高めること
④ 複数の人が交わす会話についていくことができること
補聴器に求められている最大の課題は、いかなる環境においても明瞭な言葉の聞こえですから、ぜひ、取扱店で試聴してみては如何でしょうか?
オーティコン補聴器社の特別協賛・公式記念日「親子の日」!
オーティコン補聴器社の特別協賛・公式記念日「親子の日」!
「世界中の誰もが生まれてきたことを喜べる世界の実現」に向けて、米国人写真家のブルース・オズボーン氏が提唱する『親子の日』に、オーティコンオ補聴器社が今年9回目となる特別協賛をします。中身の濃いイベントですので、是非参加を希望されては如何でしょうか?
詳細は下記サイトを参照してください!
https://www.oticon.co.jp/aboutus/info/2019/20190404
「オーティコン オープン」・全世界での累計販売台数が200万台突破!
「オーティコン オープン」・全世界での累計販売台数が200万台突破!
オーティコン補聴器社の主力製品シリーズである「オーティコン オープン」補聴器が世界で200万台の販売を達成したことが、同社のホームページトップに掲載されています。
世界最高レベルのデジタルプラットフォームを搭載したことで、周囲360°にある音すべてを拾い、バランスを取ったうえで、その時大切な音を届けることが出来るようになったことが世界で受け入れられた理由と言えるでしょう。
何気なく受け止められているかもしれませんが、実はこの200万台という数字は大変な数字なのです。オーティコン・オープンは発売以来2年半ほど経過しています。個人的な推測ですが、世界で1年間に製造して出荷されている補聴器は1200万~1250万台と推定されます。これは出荷台数ですので、販売台数になると、その約90%ではないかと思われます。
仮に、これまでの2,5年間における出荷台数が3000万台とすれば、販売台数の予測は2700万台になりますから、オーティコン・オープンシリーズは世界全体の7.4%を占めたことになります。私が補聴器業界に携わって20年が経過しますが、一つの製品シリーズがこれほどのシェアを獲得したことはなかったと思います。
本サイトで指摘している通り、補聴器を購入する際は、複数のメーカー及び製品を試聴することが大切ですので、今後、初めての購入、または、買い替えの時には、試聴する補聴器の一つにオーティコン・オープンを加えることをお勧めします。
尚、オーティコン補聴器本社のホームページを見ると、新たな動きが掲載されていますので、日本でも近々新製品(?)が投入されるかもしれません。オーティコン補聴器のホームページに注目しましょう!http://www.oticon.co.jp/
GNヒアリング・ジャパン社がOtoscan 3Dデバイスの販売開始!
GNヒアリング・ジャパン社がOtoscan 3Dデバイスの販売開始!
デンマークの大手補聴器メーカーであるGNヒアリング・ジャパン社が、補聴器の中で耳あな型用のインプレッション「耳型」を、レーザー光線によるスキャニングにより採集できるOtoscan 3Dデバイスの国内販売を開始することになりました。
販売に先立ち都内で発表会を開催しましたが、全国の販売店の方々が多数参加されたそうです。
インプレッションの採集は長年の課題で、毎年幾度となく事故を引き起こしています。
このOtoscanを使うことによって事故がふせげますから。補聴器業界にとってはとても良い手段だと思います。
問題は高価格で、耳あな型の需要が減っている状況下、どれだけの販売店がこのデバイスを購入するか、若しくは出来るのかが注目されます。
GNヒアリング・ジャパン社に続き、スターキージャパン社も導入を予定している模様なので、他のメーカーも追従していくものと思われます。
ワイデックス社とシバントス社が合併!
ワイデックス社とシバントス社が合併!
3月1日にWIDEX(ワイデックス)社とSIVANTOS(シバントス)社が合併し、世界第3位の補聴器メーカーが誕生しました。本社名は「WS Audiology」です。日本での活動は、当面従来の通りの体制を維持する見込みで、ワイデックス・ブランドとシバントス・ブランドをそれぞれの販売ルートで販売活動が進められて行きます。
これまで、世界の補聴器供給の80%を世界の6大メーカーグループが占めていましたが、今回の合併により5大メーカーグループになります。売り上げベースで比較すると、ソノヴァ・グループとオーティコン・グループがトップを競っていますが、今回の合併で「WS Audiology」が第3位になりました。残る2グループはGNヒアリンググループとスターキーグループになります。
第3回JAPAN補聴器フォーラム2018・PART12!
第3回JAPAN補聴器フォーラム2018・PART12!
その他の参加企業様
今回の補聴器フォーラムには下記企業様がブースを構えて参加されていました。
メーカー様以外にも数社を訪問しました。
○ ファルタ・マイクロバッテリー ジャパン様
世界で圧倒的なシェアを持つ補聴器用の空気電池メーカーです。充電式補聴器用のリチウム電池でも最大のシェアを持っています。
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○ ダイアテックカンパニー様
オーティコン補聴器グループに属し、難聴に関する各種診断機器、聴力測定システム、補聴器特性測定器機等を製造・販売されています。応対して頂いた事業部長の秋田様にお聞きしたところ、【はじめての補聴器】でも紹介している補聴器メンテナンス用の最高装置「Ultra VAC+」が業務用として好評だそうです。
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○ IDEX株式会社様
補聴器の乾燥機を製造・販売されています。補聴器を使っておられる方々になじみの深い企業の1社です。
○ 株式会社エントリージャパン様
補聴器関連だけでなく医療用具の輸入販売をされています。補聴器専用乾燥機「ドライ&ストア」は好評です。
第3回JAPAN補聴器フォーラム2018・PART11!
第3回JAPAN補聴器フォーラム2018・PART11!
Panasonic様
コルチトーン補聴器様の隣にあるブースを訪問すると、営業グループチームリーダーの出口様に応対して頂きました。今回の展示会の主力製品についてお聞きしたところ、充電式補聴器でRICタイプの「R4」と既製品の耳あな型「G4」であるとのお話でした。いずれの製品も最大5種類の音環境が準備されていて、それぞれの音環境に対し聞こえを自動調節できるようになっています。さらに共通の機能群としてハウリング抑制、突発音抑制、風切り音抑制が搭載されています。形状的には既製品の耳あな型「G4」が斬新でした。GOOD DESIGN AWARDを受賞されたこともあり、角が無く丸みを帯びたやさしい形に使いやすさを感じました。外耳道に入るイヤチップ(耳栓)も耳垢をブロックする蓋構造になっていて、日本企業らしい木目の細かさを感じました。充電方式が異なり、「R4」が電極切片との接触がないタイプで、「G4」は接触タイプです。「R4」は非接触タイプですから、密閉構造が強化され故障しにくいように思いました。左の画像はブースの概観で右は展示された「R4」と「G4」です。
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第3回JAPAN補聴器フォーラム2018・PART10!
第3回JAPAN補聴器フォーラム2018・PART10!
コルチトーン補聴器様
同社は日本で初めて補聴器を製造し、昨年60周年を迎えられた日本の補聴器メーカーです。約10年前から現在のSIGNIAグループに属するREXTONデジタル製品のOEMを独占販売されていますが、それだけでなく、自社製品のアナログ補聴器(耳あな型、耳かけ型、ポケット型、骨導式メガネ型)も製造・販売されています。展示会場の左側奥にあるブースを訪問すると、営業部の溝口様に応対して頂きました。溝口様によると、今回の展示は、同社が補聴器と並行して販売している補聴器特性測定機器を中心としていて、補聴器の展示はポケット型に限定しているとのことでした。さらに、最新の補聴器について訊ねたところ、RICタイプで充電式の「Stellar Li」シリーズであることがわかりました。最高で10種類の環境から選択することが出来るので、お客様の様々な聞こえの要望に応えることが出来るそうです。別途カタログを参照すると、機能面でもSIGNIAグループのメーカーなので、SIGNIA補聴器とそれほど遜色のない機能群が搭載されていることがわかりました。左の画像はブースの概観で、右側は展示されたポケット型補聴器です。
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